指定保安検査
当社は、2014年に経済産業省中国四国保安監督部より「鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県」の指定保安検査機関の指定を受け、液化石油ガス保安規則(充てん設備含む)/一般高圧ガス保安規則/コンビナート等保安規則に基づく検査を実施しています。
指定保安検査機関とは、都道府県知事が行っていた高圧ガス設備の保安検査が行える民間事業者のことです。
1997年に「高圧ガス取締法」から「高圧ガス保安法」に改正されたことにより民間でも高圧ガス設備の保安検査が行えるようになりました。
従来の保安前検査、都道府県知事による保安検査と2日を要していた検査日数が1日で検査可能となります。(設備規模による)
各種検査(定期自主検査/開放検査)
高圧ガスプラント認定検査事業者(KP-77)として定期自主検査及び開放検査を行っております。
検査内容
・定期自主検査
(肉厚測定検査/安全弁作動試験/ガス漏洩検知警報作動検査/気密、非破壊検査/圧力計、温度計精度検査/緊急遮断弁作動検査)
・貯槽開放検査
・蒸発器開放検査
・ポンプ開放検査
・圧縮機開放検査
取扱ガス種
LPG/液化窒素/液化酸素/水素/液化炭酸ガス/液化天然ガス/アルゴン/アンモニア/圧縮空気/フルオロオレフィン/フルオロカーボン他
設計・施工
【高圧ガスプラント設計/工事施工/各種ガス配管工事/高圧ガス関連機器販売】
当社では高圧ガスプラントの設計及び施工を行っています。その他、各種ガス配管工事や高圧ガス関連機器の販売も行っており、高圧ガス関連の関係官庁に提出する書類(「高圧ガス製造施設等変更許可申請書」「高圧ガス製造施設軽微変更届書」等)の作成も行っております。
新規の工事は勿論の事、既設プラント設備及び配管設備の変更、改修工事も施工しております。
容器再検査
本社/南倉敷工場は容器検査所として登録されており、タンクローリ(溶接容器/超低温容器)、500kg以上の容器再検査を実施しております。
また、容器再検査の指定検査工場としても登録されております。
バルク貯槽の告示検査(再検査/廃棄)
バルク貯槽及び附属機器は製造後20年以内に告示検査を受けなければならず、その後5年毎の再検査を行わなければなりません。
現在ではバルク貯槽のほとんどが20年以内に廃棄されていますが、告示検査を受けるバルク貯槽の数量は過去に生産されたバルク貯槽の数量に比例するため、バルク貯槽の生産能力とのバランスで今後は再検査も増えてくるものと考えております。
当社では検査員全員が各種非破壊検査資格を保有しておりますので、2024年にピークを迎える告示検査にも、より早く対応できる体制を整えております。
設備に関しましても改良・改修を行うと共に、告示検査業務においても手順や方法の見直しなど全社で取り組み、各種内容を共有し、より安全に対応できるようにしております。